こんにちは!
けんぶ(@kenb_log)です。
「文章力の基本 簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック」
を読みました。
この本は、自分の文章の癖を教えてくれる先生でした。
なぜ、「文章力の基本」を読んだのか
ブログの記事を上手に書けるようになりたいからです。
個人でブログを運営していると、自分の記事を誰かから注意されたり、手直しされたりする機会がありません。記事を書き終わると、いったん見直しをするのですが、自分では「上手に書けているか」がわからないのです。
この本にはたくさんの文章テクニックが紹介されています。その中で私が特に印象に残ったポイントをお伝えします。
読む前の自分が思っていたこと
文字数が多い記事は評価されやすい
ブログを始めた頃の私の目標は、グーグルアドセンスの審査にまず合格することでした。「アドセンス 文字数」でグーグル検索すると、1つの記事で1000文字は必要と記載があります。私は「文字数は多いほうが評価されやすい」と表面だけをとらえて誤解し、文章を簡単にまとめるなどの工夫はしていませんでした。
自分の感情を表現すれば読み手に伝わりやすい
「とても」「本当に」「感動した」「素晴らしい」。強調する言葉や感情を表す言葉を多用し、自分の思いを読者に伝えようとしていました。ツイッターやインスタグラムで同様の言葉をよく見かけるので、「自分の感情を素直に表現すれば、読み手に伝わる」と思っていたのです。
気付き
不要な言葉は省く
会話やミーティングでは、遠まわしに伝えたり、あえて曖昧な言葉で伝えたりすることがあります。相手を傷つけない為、周囲の反応を確認する為です。
しかし、文章は書き手の主張を読み手に伝えるものです。はっきり相手に伝わらなければ意味がありません。
不要な言葉が多くなり文章が長くなった場合
- 読み手を疲れさせ、興味が薄れる
- 主語や述語がわかりにくい
- 主張がぼやける
不要な言葉は省き、短くまとめられた文章の場合
- 端的な表現はパッと見の印象が良く、読み進めやすい
- 文章の構造が簡単になり、主語や述語がわかりやすい
- はっきり言い切りの文章となり、主張が伝わる
強調言葉や感情表現は控える
書き手の主張を読み手に理解してもらうには、共感を誘うこと、感情を動かすことが大切です。
しかし、書き手の感情を言葉だけで強調して伝えても、読み手には伝わりません。書き手だけが興奮している状況になり、読み手との温度差ができます。
「とても」「本当に」「すごく」「感動した」「素晴らしい」など、強調言葉や感情表現を多用した場合
- 読み手は実際に見たり聞いたりしたわけではないのでしらける
- 具体的な状況説明や写真、図解などが無ければ、読み手は共感できない
強調言葉や感情表現を控えた場合
- 抽象的な表現を控え、目に浮かぶような具体的な状況説明や写真、図解を入れることで、読み手が自発的に感じる
読んだ後の自分
原文 → 変に飾った言葉を多用しないよう意識できるようになりました。
改善①→ 飾った言葉を多用しないよう意識しています。
改善②→ 飾った言葉の多用を控えています。
上の原文は、私が無意識に書きました。
改善ポイントは2つあります。
- 「変に」という言葉はあってもなくても意味は伝わる
- ○○しないよう○○できるようになった、と同じ表現が続いて見苦しい
- 見直しの時、自分の文章の癖に気付き修正できる
まとめ
「文章力の基本 簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック」は、
自分の文章の癖を教えてくれる先生
である、とお伝えしました。
ついでに、下記にこの本の特徴をまとめました。
- 筆者は企業や大学で多数の方に指導をした文章のプロ
- よくある事例をポイント毎に分けている(77のテクニック)
- 社会人や学生が書いた文章を例に取り上げている
- 悪い文章例と改善例が多数示されている
- 例毎に読み手の感じ方が記載されており、注意すべき点が明確
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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